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技術コラム

5軸加工機によるアルミ鋳物の短納期・高精度加工

当社は、1944年に創業したアルミ・銅合金の鋳造と切削加工業です。当社鋳造品の切削加工だけではなく、支給品のアルミ鋳物の加工も対応しており、5軸加工機による短納期・高精度加工を得意としています。こちらの記事では、その5軸加工機による短納期・高精度加工を実現できる理由を、当社の歴史を絡めてご紹介いたします。

鋳造後の切削加工を内製するに至った理由

砂型鋳物は、鋳造後に切削加工することがほとんどです。当社が鋳物を短納期で納めても、前工程である木型工程、後工程である加工工程が遅いと、お客様のもとに製品を短納期で納めることができません。特に創業以来、主に自動車部品の試作を行ってきた当社にとって、短納期で納めることは非常に重要なことでした。

2002年に「ロボドリル」を導入し、手始めとして、木型の内製を実現することができました。しかし、2003年3月3日、突如そのロボドリルが故障してしまいました。修理も難しく、代替となる機械を探しましたが、納期は最短でも半年以降という状況でした。

5軸加工機との出会い

その時に出会ったのが、当時横浜市で展示をしていたDMGの5軸加工機でした。当時、5軸加工機は国内メーカーも生産していましたが、海外メーカーの5軸加工機と比較すると、精度や加工スピードが段違いで低く、「5軸加工機は使えない」というのが、当時の加工業界の常識でした。

しかし、当社の当時専務(現在の代表取締役)がドイツにあったDMGの工作機械の製造工場に訪問した際、5軸加工機がズラッと並んでおり、主軸が滑らか、かつ高速で動いている姿を見て、「これなら問題ない。逆に5軸加工機をもつことが大きな優位点になる。」と実感しました。納品がすぐにできるということも、ロボドリルの代替を探していた当時の当社にとって大きな魅力でした。

5軸加工機を導入した結果

実際に導入してみると、期待以上の成果がでました。具体的には、従来のロボドリルと比較して精度が大きく向上し、リードタイムも短縮されました。そして、このDMGの5軸加工機で機械加工も内製できるようにしたい、と考えるようになりました。しかし、木型製作の代替機としての導入だったため、木型の加工だけでこの5軸DMGの加工機はフル回転です。すぐに、2台目・3台目の5軸加工機を導入。念願であった、後工程の機械加工の内製も実現できました。現在では、15台の5軸加工機があります。

その結果、5軸加工機による高精度・短納期加工は、現在当社の大きな強みとなっています。

工場見学も受け付けておりますので、お気軽にご連絡ください。

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